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最後の国へ。 - 2018.03.09 Fri

サリタシュの忘れられない凍てつく寒い日。
▼PLACE:【Kyrgyz】Karakol⇒Bishkek⇒SaryTash
キルギス・カラコル編 『カラコルの日曜とイシク・クル湖』 からの続き。をしれっと再開。
可愛らしい町・カラコルを出発し、一度ビシュケクへと戻る。
そしてこの旅で最後の国になる中国へ向けて移動開始。
国をまたぐ最後の大移動は簡単には終わらせてくれないなかなかの険しさで
ハードな道のりなのでした。

この日の目的地はサリタシュ。
タジキスタンや中国の国境に近い町。
まずはビシュケクからオシュヘ。
ここの路線は陸路とほとんど金額変わらないからLCCのペガサス航空でピューンと。
オシュからは乗り合いバスでサリタシュへと。

オシュの乗り合いバスターミナル。
一応下調べはしてきてるけど、このあたりの交通事情がなんせアバウトで...。
しかも冬のオフシーズンで雪で山道が閉ざされてる可能性もありというあやふやな情報のまま来てしまった身。
まずオシュのバス乗り場を探すのにてこずったうえ
サリタシュ方面へ行く乗り合いを探すのにまた一苦労。

その日サリタシュ方面へ行く1本しかないという乗り合いバスをなんとか見つけ確保。
バス乗り場は物乞いも多くて治安はあまりよくなさそうで一刻も早く出発したいけど、
バスが一便しかなくてかなり待つことに。
日が暮れるまでにサリタシュにたどり着けることを祈りながら、車窓からののどかな景色を何時間も眺める。

いい景色~って眺めてたはずが、いつのまにやら真っ白の世界に。
えっ聞いてないw

サリタシュに着いたぞ、と降ろされた場所は唖然とするほど何もなく
想像してなかった雪国の出現にただただ戸惑う我々。

さ、さ、さ、さ、寒し!
サリタシュ実は標高3,000メートル越え。
雪と泥でべちょべちょの地面に転がるはずもないキャリーケース(お土産運搬用)を引きずり歩く。

牛も寒そう。
この時非常にドキドキしていた。もちろんときめきのほうじゃなく怯えのほうのドキドキ。
今日の寝床を確保せねばというミッションに。

下調べしたのは
“有料のホームステイや民宿が数件ある。
ただし、冬場は、一部の宿しか開いていない。”
という情報。
この雪の中、宿がなければ終わったなという恐怖と寒さでブルブル。
しばらく歩くと民宿を発見。
も、扉を叩くも誰も出てこず...しばらくあきらめず誰か出てきて~って呼び続けた寒空の下。

なんとかこの日の寝床を無事確保に成功。
寝床があるだけで十分。
たとえ暖房器具が壊れかけの戦力にならないホットカーペットのみだったとしても。
夜通しどう頑張っても暖かくならなくて心折れた。
だって部屋の中にいるはずなのに気温は氷点下。
吐く息も白くて寒くて寝れないんですもの。。

夜明け。
朝になって日が昇れば少しは暖かくなるかなぁという願いは叶わない。
この日は国境を越えて中国入りし、目的地のカシュガルへたどり着くこと。
ここから国境までの公共の交通手段はないに等しく、国境方面へ行く車をヒッチハイクする方法だけ。

車を見つけるために早朝に宿を出発し、通りに出陣。
が、一台も車が見当たらないw

通りすがるのはロバのみ。

ロバを尾行するも解決策が見つかるあてもなく

ただ途方に暮れる。

状況変わらず数時間経過。
数台だけ通るトラックがいたけど、荷物大量で乗れるところなし・・・
トラックが簡単にヒッチ出来ると聞いていたけど、冬の時期はほとんどないみたい。
....失敗。
ガソリンスタンド前でさらに数時間ねばったけど乗せてくれる車が見つからず、
スタンドにいたおじさんにタクシー交渉してなんとか国境へ。

ようやく国境に向けて移動開始。

すごい雪でまばゆい。
そして運転が怖いw どうか滑らないでくれ。

モフモフ横断。
もちろんモフモフ優先。

後進国あるある。
たいていフロントガラスはヒビ割れている。
そしてちっとも気にしない。

サクッとキルギス出国手続きをして、中国国境①で荷物チェック。
念入りにいろいろ、開けられる。
ねっとりしつこく長い嫌な時間。
やっと解放されたと思ったら、検査官に渡したパスポートが返ってこない。
タクシー運転手が決まったら返してくれるというけど、検査官とタクシー運転手がグルになってボッタくってくる。
全然、思ってた金額と違う。。
かなり粘って、100歩譲って妥協出来る金額に。
中国国境②(入国管理)へ
中国国境①と②はキルギスとの緩衝地帯でかなり距離がある。
途中、お昼をとったり入国側のお昼時間で国境が開くまで数時間足止めくったり....。
中国国境②で無事入国手続き終了!
も、ここからもまた同じ感じで、人も車もほぼいないし移動の選択肢がない。
国境越えてくる人がいないか長らくねばって待って、中国の方と4人で1台をシェア。
それでも思ってたよりも高いタクシーでカシュガルへ。

そして、ようやくカシュガル到着!
朝早く出たのに、結局カシュガルに着いたのは夜。
大変な国境でした。

カシュガルはイスラムっぽくて中国感はまだ全然なくて中央アジアの延長という感じだけど、
雰囲気のある町でなかなかいい。

1日ががりの移動で体力的にも精神的にもハードな移動に疲れたこの日。
とにかく腹ごしらえ。
夜市にわくわく。

めぐりめぐってようやくこの旅最後の国にやってきた。
日本はもうお隣。
楽しみにしてた中央アジア旅も終わって、
失礼ながら正直中国はサラッと流すくらいにしか考えてなかったし
最後の国かぁってしんみりするかと思いきや、
カシュガルのステキさに心躍る*
旅はあと少しだけ続く。
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写真整理③2017 特別な夏と秋から冬へ。 - 2018.02.25 Sun
2017年の写真たちを振り返る。その3。
July
大野山の紫陽花を見に。

青と紫のあじさいがわさわさ。
好きな色合いですな。

そろそろ臨月な頃。
それまでは友達に会ってもお腹そんなに目立たないね~って言われてたけど、そろそろお腹もポンポコリン。
お腹重くて山道&坂道が牛歩の歩み。

キレイなあじさいに癒された*

August
8月1日。
拓ちゃんの誕生日。

焼いた土台のタルト軽く欠けたし
カスタードクリーム少々もっさりなったかもやし
4の下部分ぽっきり骨折してしまったけど
Happy Birthday*

味は美味しかったのでヨシってことにしておこう。
パン作りもお菓子作りも時間はかかるけど食べるのは一瞬というはかなさよ。
8月18日
息子誕生。

WELCOME TO NEW WORLD *
自分が母になるという実感もイメージもあまりなく
お腹の中の神秘的な存在にフワフワそわそわしてたけど
産声を聞いて初めて抱っこしたとき
やわらかくて、温かくて。小さいんだけどその重みを実感。
初めましてなんだけどずっと前から知ってるような不思議な存在で。
息子よ、お誕生日おめでとう。

安産とは言い難い想像以上の肉体の崩壊具合にヨロヨロだったけど、
入院中のごはんの美味しさに癒された。
病院で予約してた産後のご褒美のお祝いディナーおいしかったなぁ。
October
マルシェに出店。
コーヒー豆で看板つくってみる。

絶賛大雨でしたけどw
雨のせいでテント張り&荷物搬入やらに手間がかかった。
生後間もない赤子連れのやることではないw

木で作った雑貨とか家具とか旅のポストカードやらを販売してみる。


新たな試みで楽しかったけど、ずぶ濡れのテントの撤収のややこしさよ。
November

里山の秋。

毎日色づいてゆく山の色がとても美しいこの季節。

まだ生後2ヵ月半くらいの小さなこびとさん。
遠出はまだハードル高しなので秋は近場でお出かけ。

ワサワサの茅葺屋根を見たり

池を眺めたり

薪窯のパン屋さん行ったり。

色とりどりの山と秋の涼やかな空気が気持ち良い。
実家に帰った時に見た地元の紅葉。
鮮やかな赤。

秋が好きなのは木々の彩りと、何より大好物の栗とキノコのシーズンだからに違いない。
モンブラン...ララン♪
December
冬の訪れ。
部屋のインテリアにも冬っぽくふわふわのコットンフラワーが仲間入り。

寒いけど冬の朝のシャンとした空気がとても心地良くてなんか好き。

またひとつ年を重ねる。
Happy Birthday to me *

エスコヤマの小山ロールとモンブランと実家から届いたデリチュースのホールケーキに囲まれて
ケーキ祭り!も、私も赤子も絶賛風邪でダウン中で共倒れw
そうこうしてる間にあっという間にクリスマスが近づいてきて

我が家もクリスマス気分。

Merry Christmas*
帽子をかぶらされたコビトとトナカイ気取りのラクダと。

年末は大掃除してスッキリ。
どこもお正月の買い出しで混んでるし、お家でゆるりと過ごす2017年の年の瀬。

前年予約せずに買えなかった近所の十割そば今年こそは買えたし
ふるさと納税で届いたホタテと毛ガニで海鮮祭りもしたし
満足の年末。
ただごはんを食べるってことも
ちょっとした買い物もお出かけも旅行も
2人だけの時より格段にハードルは上がったけど
お腹の中のコビトとの一心同体の日々も
息子が産まれた特別な夏の日のことも
そこから始まった3人での新生活も
何気ない毎日も
2017年は思い出深い一年になったなぁと思う。
写真整理②2017 新緑。からのアウトドアな初夏 - 2018.01.27 Sat
2017年の写真整理つづき。
May
新緑が綺麗な季節。
近くの棚田ウォーキングへ。
田園風景と山の緑が清々しい。


近くの道の駅に野菜買いに行ったり、散歩しに行ったり。
暖かくなってきたし外を歩くのが気持ち良い時期。

篠山へ器探しの旅へ。
この時期は窯に火を入れて焼くのが見学できたから窯巡り。

大野山でデイキャンプ。
町内にありながら山景色も良くて、しかも無料で泊りのキャンプもOKなありがたい場所。
標高が高くて空気が澄んでるから星空がめちゃキレイに見えるってことで度々行くところ。

上空から迫りくるトンビ?らしき大きな鳥と必死の攻防を繰り広げながら
なんとか死守して食べ切ったBBQ。

可愛い丸っこい屋根の天文台(アストロピア)が見えるここからの眺めがお気に入り。
サザエさんのオープニングの兵庫県版にも登場してた場所ω

LOHAS FESTA @万博記念公園

雑貨屋とかコーヒーショップとか屋台とか色々。
出店多すぎて見切れぬほど。

久々の地元。万博公園。
太陽の塔に挨拶して、お弁当持ってピクニックして、ロハス立ち寄ってのんびり。

アンデス音楽ライブを聞いて愛しい南米の思い出に浸るのでした。
PAN LOVE @篠山
パン好きのためのパンのおまつり*

好きなパン屋さんやら行ってみたかったパン屋さんがズラリ出店。
朝早く出発して並んだけど、それでも人気のイベントであっという間にパン完売。

天然酵母のもっちりずっしりしたパン。ハード系のこんがりパリっとしたパン。
色々食べれて至福のひととき。

安静期間の反動からか安定期に入ってからは外に出かけられるのがうれしくて。
やたらと野外イベントへ繰り出す我々w
June
琵琶湖へキャンプ旅。
予定日まで2ヵ月ちょっと。
臨月に入るといつ生まれるかわからんし、なかなか遠出できなくなるから
その前にキャンプへ行っておくことに。

山だと朝晩冷えて寒くてまた体冷やすとよろしくないので
せめて湖へ。

風が強くてコンロの火つけるのもテントたてるのも大変やったけど、
湖沿いのサイトは眺めも良くてのんびり。

琵琶湖をキャンプしながら数日で湖を一周もどき(半周?)してみた。
ラ・コリーナ @近江八幡

建築家・藤森照信さん設計のステキな草屋根。
J’oublie le temps(ジュブリルタン) @彦根

ジュブリルタンでモーニング。
琵琶湖のほとりで優雅な朝時間。焼きたてパン食べ放題のしあわせを味わう*
黒壁スクエア @長浜

長浜市旧市街さんぽ。
伝統的建造物がレトロで趣ある通り。
メタセコイヤ並木 @高島

滋賀ってことを一瞬忘れる海外にありそうな風景。
路肩には車が途切れるその一瞬を待ち構える人々。
などなど。
湖のほとりでのんびり休憩をはさみつつ
色々立ち寄りながらぐるりしてきました。

夜明け頃、テントをモゾモゾ出てサンライズ。
神々しい朝日を拝む。

湖を見ながらの気持ち良い朝。

外で淹れたてのほっこり温かなコーヒーを飲むのがキャンプのささやかな楽しみ。

2人旅行もこれで最後?というわけじゃないけど、しばらくはお休みかなぁとしみじみ。
残り少しになってきた気ままな2人時間を過ごしながら
お腹の中でもにょもにょポコポコ動く不思議で愛しい存在との時間を楽しんだ琵琶湖旅行でした。

クラブハリエのバームクーヘンもちゃっかり買って帰宅ω